前川國男邸



外観



南側のファサード
切妻屋根を載せた和風のデザインですが
大きなリビングの窓が特徴的です。





正面中央の開口部を貫く柱が、再利用された電柱です。
昔は電柱に木材が使われていました。





玄関は北側にあります。
塀には大谷石が使われています。





おおっ、表札が「前川國男」・・・感動・・・
前川先生、お邪魔いたします!!



   

玄関横の塀も面白いデザイン
大きな「窓」が開いています。
玄関で靴を脱いで入ります。





内部:書斎



玄関から入って突き当たりは前川先生の書斎です。
ここに前川先生が座ってたのか・・・また感動・・・





障子から入ってくるやわらかな光が幻想的です。





壁に掛っているのは前川先生を描いた木版画
作者はかの棟方志功です。
前川先生と棟方志功は共同制作も行っています。
その縁で作ってもらったものでしょうか。





内部:リビング



家の中心にあるリビングはこの家最大の見所です。
吹き抜けの広々とした空間で
制限された面積でも狭さを感じさせません。
和紙を使った照明は彫刻家 イサム・ノグチのデザイン





南側一面にとられた窓から明るい光が燦々と差し込みます。
1階部分は障子でプライバシーを確保しながら
2階部分をガラスにして採光性を上げています。
僕もこんな家で暮らしたい・・・



   

置いてあるテレビがまたレトロ・・・
そして・・・プー公〜!!(´∀`*)
まさかこんな所で会えるとは!!
にしても「プー公」ってずいぶんそっけない名前・・・



   

リビングの特大サイズのドアは
ル・コルビュジエのアトリエのドアと同じものです。
フランスでの修業時代を思い出して作ったのでしょう。





ロフトの上から見下ろしたリビング
大きな窓で解放感抜群です。





ロフトに備え付けられた飾棚
電柱を使った柱がここまで貫いています。





内部:その他



こちらは寝室
中央が一番高くなっている屋根の形に合わせて
中央に吹き抜けのリビングを置き
その左右にそのほかの部屋を配しています。





こちらも障子から入ってくる光が幻想的です。
そしてちょっと暗くて写真には撮れませんでしたが
なぜか、ベッドの横には『サザエさん』の第一巻が・・・
前川先生の愛読書!!?
実際に訪れて、あなたの目で確かめてみてください。





こちらはキッチンです。
トースターが置いてあるあたりからして
前川先生は「朝食はパン」派だったのでしょうか・・・
フランスじゃ米は食べられなかったでしょうからねぇ・・・





その隣はバスルームになっています。
風呂とトイレが一緒になった洋式のバスルームです。









前川邸と隣の小出邸
「江戸東京たてもの園」を代表する2棟です。



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2008.5.3

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