日本におけるDOCOMOMO100選


DOCOMOMO(ドコモモ)、これすなわち
  DOcumentation and
  COonservation of buildings, sites and neighborhoods of the
  MOdern
  MOvement
「モダン・ムーヴメントに関する
 建築、敷地、環境形成の記録調査および保存」です。
なんのこっちゃら、という感じですが
これは1988年にオランダで創設された国際学術組織の名称です。
「文化財としてのモダニズム建築」を掲げ、モダニズム建築の
記録・調査・保存を行う、モダニズム建築版「世界遺産」です。
現在はフランスに本部を置き、世界各国に支部があります。
その日本支部が選定した日本屈指のモダニズムの名作100件が
「日本におけるDOCOMOMO100選」なのです。
近年さらに拡大され、現在135選まで増えました。
また、100選の中でも特に建築史上重要な意義を持つ作品に対して
「日本の近代建築20選」も選定されています。
日本が世界に誇る、超一級の名作たちをご堪能ください。



DOCOMOMO Japan #005
日本の近代建築20選
東京中央郵便局


DOCOMOMO Japan #018
日本の近代建築20選
国立代々木競技場
第一体育館


DOCOMOMO Japan #018
日本の近代建築20選
国立代々木競技場
第二体育館


DOCOMOMO Japan #020
日本の近代建築20選
パレスサイドビル


DOCOMOMO Japan #040
大阪中央郵便局


DOCOMOMO Japan #044
旧日本相互銀行本店


DOCOMOMO Japan #047
国際文化会館


DOCOMOMO Japan #068
明治大学和泉キャンパス
第二校舎


DOCOMOMO Japan #123
中銀カプセルタワービル



日本建築学会賞


「日本建築学会」が毎年発表する、新築作品に贈られる賞です。
学会賞には作品賞、論文賞、技術賞、業績賞の4部門と
特に功績のあった個人に贈られる
非常に名誉ある「大賞」がありますが
ここでは特に作品賞(1949年〜)を受賞した作品を紹介します。
すべて「その年の建築」というわけではありませんが
大体その2〜3年のうちにできた建築に対して贈られます。
「該当作品なし」の年もあったりしてかなりきびしいのですが・・・

主な歴代「日本建築学会大賞」受賞者(1968年〜)
第1回  前川國男
第2回  堀口捨己
第5回  村野藤吾
第19回 丹下健三
第21回 大江宏
第23回 芦原義信
第24回 清家清
第34回 槇文彦
意外にも、磯崎新や安藤忠雄はまだとっていないんですね。
黒川紀章はとれないまま亡くなりました・・・



第4回(1952年)
旧日本相互銀行本店


第7回(1955年)
国際文化会館


第27回(1975年)
新宿三井ビル


第56回(2004年)
ポーラ美術館

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