その作品こそ、ル・コルビュジエの幻の超大作
「
ソビエト宮殿 Palace de Soviet」コンペ案(1931)です。
この作品でル・コルビュジエは、大劇場の巨大な一枚屋根を
巨大な梁と放物線アーチによって吊り下げるという
それまでだれも考えなかったような、驚くべき案を出しました。
この案は当時の建築界に大きなインパクトを与えましたが
スターリン体制下のソビエトに前衛的なデザインが受け入れられず、落選。
この驚異の作品は実現することはありませんでした。
それでも、この作品の影響力はかなりのものでした。
若き日の丹下青年は建築雑誌でこのソビエト宮殿の完成予想を見て
ル・コルビュジエに心酔し、建築家になることを決意したといわれています。
丹下青年のル・コルビュジエ崇拝は(管理人並みに)並々ならぬものがあり
エッセイ
『MICHELANGELO頌』(1939)ではル・コルビュジエを
ミケランジェロの後継者の如く神格化して語っています。
この『MICHELANGELO頌』読むとですね〜 実にアツいです。
今風に言ったら「中二病」と紙一重のレベルです。っていうか中二病です。
それほどまでにル・コルビュジエを崇拝していたんですね〜 丹下青年は・・・
これは負けてられんな・・・